チャーリー
競輪選手がどのくらい稼いでいるか知っていますか?
なんと選手の中には1億円以上稼ぐ選手もいます!!月収にして830万円以上です!!
凄いですよね。想像もできません。
しかし、競輪というスポーツはレース競技であるため、そこには実力差が明確な数字として出ます。今回は、その差がだれだけあり、なぜそうなるかを細かく解説していきます。
一流競輪選手の年収はは1億6千万円!!
競輪選手は2021年5月時点で男女合わせて約2400人ほどいます。その1位となると、獲得賞金は超高額になるんですね。 競輪ステーションで調べた、過去3年の賞金ランキング1位はこんな感じです!!
2020年1位 和田 健太郎 | 1億6,306万円 |
2019年1位 佐藤 慎太郎 | 1億8,873万円 |
2018年1位 三谷 竜生 | 2億5,531万円 |
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過去10年の賞金ランキング1位の平均獲得賞金は1億9,755万円でした。 では2020年の賞金ランキングを見ていきましょう。
男子の賞金ランキング
1位:和田 健太郎 | 1億6,306万円 |
2位:松浦 悠士 | 1億5,600万円 |
3位:脇本 雄太 | 1億5,600万円 |
4位:郡司 浩平 | 9,579万円 |
5位:平原 康多 | 8,941万円 |
6位:清水 裕友 | 8,179万円 |
7位:佐藤 慎太郎 | 6,976万円 |
8位:守澤 太志 | 5,817万円 |
9位:新田 祐大 | 5,634万円 |
10位:諸橋 愛 | 4,888万円 |
女子の賞金ランキング
1位:児玉 碧衣 | 2,662万円 |
2位:高木 真備 | 1,894万円 |
3位:石井 貴子 | 1,553万円 |
4位:梅川 風子 | 1,322万円 |
5位:石井 寛子 | 1,193万円 |
6位:鈴木 美教 | 1,184万円 |
7位:佐藤 水菜 | 1,179万円 |
8位:小林 莉子 | 1,176万円 |
9位:坂口 楓華 | 1,125万円 |
10位:尾崎 睦 | 1,112万円 |
競輪選手の平均年収
現在約2400人の競輪選手がいて、その内170人がガールズ選手です。
男子には階級があり、その階級によって賞金も違ってくるので年収には大きな差が出てきます。 まずは男子の方から見ていきましょう。
男子の平均年収
賞金ランキングから見てもわかる通り、競輪選手の年収は平均的にみて高収入だと言えます。 男子競輪選手の平均年収は1,200万円ほどといわれています。 競輪選手の収入は、レースの成績によって与えられる賞金がベースとなっています。
レースの賞金額はG1、G2、G3といったレースのグレードによってさまざまで、「予選」「特選」「決勝」といったステージによっても大きく金額は異なります。 また、レースの賞金以外でも貰える手当などもあります。
そして、階級ごとにおいて年収に大きな差が出てくるので、それについては後ですぐ説明しますね。
女子の平均年収
ガールズ競輪の選手の平均年収は約600万円と言われています。 女子選手の場合は約170名しかいないため、L1というクラスしかありません。
男子と比べると半額となってしますが、一般的に見れば多い方ですよね。 年収が低い理由としては、男子のKEIRINグランプリの優勝賞金1億のような高額な優勝賞金がのレースが少ないことにあります。また一時、ガールズ競輪が中断していた期間があるため認知度が低いことも関係しているかもしれません。
階級(ランク)ごとの平均年収
先ほども伝えましたが、男子には階級があります。
- S級S班
- S級1班
- S級2班
- A級1班
- A級2班
- A級3班
という6つにランクに分けられています。
このようにレースの成績によって階級が分かれており、階級ごとの平均年収はこんな感じです。
- S級S班:約1億円
- S級1班:約2,000万円
- S班2班:約1,200万円
- A級1班:約850万円
- A級2班:約700万円
- A級3班:約600万円
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しかしSS級には、なんと9名しか在籍できず、S1級は上位1割の200名程度しか在籍できません。 その分、トップ選手の年収には夢がありますね。だからこそ選手たちは、トップをを目指し激戦を繰り広げるのでしょう。
一番ランクの低いA3級でも平均約600万円と、普通のサラリーマンの平均436万円に比べると良い方なのではないでしょうか。
競輪選手の年収の内訳は?
競輪選手は個人事業主であるため、会社員のような毎月の安定した収入はありません。 主な収入はレースによる賞金ですが、その他にも様々な手当があります。
レースの賞金
競輪選手の年収の大部分はレースによる賞金です。いくら手当てがあるとはいえ、成績を残していかなくては安定した収入は得られないでしょう。
その中で最も賞金金額が高いのが年末に開催されるKEIRINグランプリです。優勝者には賞金1億円もの大金が送られます。これは公営競技では世界最高額であり、ギネス世界記録にも認定されています。2着以下にも高額賞金が送られます。
- 2着:2,090万円
- 3着:1,265万円
- 4着:853万円
- 5着:708万円
- 6着:614万円
- 7着:584万円
- 8着:562万円
- 9着:542万円
※2019年(第35回)の賞金金額
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レースのグレードによっても賞金金額は変わってきます。トップ選手になればなるほど優勝賞金が跳ね上がります。下記はそれぞれの階級の優勝賞金です。
GP | |
KEIRINグランプリ | 9,840万円 |
GⅠ | |
日本選手権競輪 オールスター競輪 朝日新聞社杯競輪祭 高松宮記念杯競輪 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント 読売新聞社杯全日本選抜競輪 | 5,910万円 4,280万円 3,360万円 2,850万円 2,850万円 2,850万円 |
GⅡ | |
共同通信社杯 ヤンググランプリ サマーナイトフェスティバル ウィナーズカップ | 1,980万円 328万円 1,060万円 1,980万円 |
GⅢ | |
S級4日制12レース 国際自転車トラック競技支援競輪S級4日制 S級3日制10レース | 363万円 293万円 273万円 |
FⅠ | |
S級4日制6レース A級1,2班4日制6レース ガールズケイリン3日制2レース | 115万円 41万円 33万円 |
FⅡ | |
A級1,2班3日制5レース ガールズケイリン3日制2レース A級3班3日制4レース | 36万円 33万円 14万円 |
GPとF2の優勝賞金では天と地の差ですよね。なので各選手は、より上を目指して白熱したレースを繰り広げるのです。
出走すると支給される手当
選手はレースへ出場すると「正選手手当」と「出走手当」という手当がもらえます。この2つをあわせると1日30,000円程度の支給額となるので、若手やスランプに陥っている選手にとっては大事な収入源です。レースに出走さえすればもらえるため、レース中に失格や棄権となってしまった場合でも支給されます。
「モーニング競輪手当」といって、朝から開催されるモーニング競輪に出場すれば支給される手当や、「ミッドナイト競輪手当」といって夜に開催されるミッドナイト競輪に参加すれば支給される手当、「正月手当」といって年始に開催されるレースに出場すれば支給される手当もあります。
また、「雨敢闘手当」といって雨天時のレースは選手にとっても危険を伴うため、雨天時のレースへ出場すると支給される手当もあります。
出場できない場合の手当
競輪はレース競技であるため、どうしても接触や落車などの危険が伴います。落車した場合、レースは棄権となってしまいますが「落車棄権手当」として、そのレースの9着が受け取る賞金の80%が支給されます。
また、「予備選手手当」といって出場予定選手がレースに出れなくなった場合に補欠として待機している選手に支給される手当があります。
先導誘導員手当
競輪選手はレースの時、先頭誘導員の後に続いて走行しレースをします。 その先頭誘導員には資格が必要なため専門の方が先行しますが、選手自身が先頭誘導員として先行することがあります。
その時は、「先頭誘導員手当」といったものが支給されます。 支給される額は、レースの階級や大会の進行次第(予選なのか決勝なのか)によって変わってきます。
その額は1万円~20万円と幅は広いですが、高いクラスになればそれだけ支給額も大きくなります。 そのため、成績を残せていない選手は先頭誘導員手当を主な収入源にしいる方もいらっしゃるそうです。
チャーリー
競輪選手の収入は安定しているのか?
近年では、車券の売上低下の影響によって賞金金額の減少、年金制度の廃止、退職金のカットなど、競輪選手の年収に大打撃を与えています。
競輪は勝負の世界のため、勝ち続けていかなければ安定した収入を得られません。そこで、競輪選手はレースの賞金以外にも出走すると支給される手当、先導誘導員手当などさまざまな手当を受け取り生計を立てています。
そのため、最近の競輪選手は個人でスポンサーを募ってユニフォームにロゴなどを載せ、スポンサー料を収入源としている選手も少なくありません。
これ以上競輪選手の年収の低下が加速してしまうと、新たに競輪選手を目指す方が減ってしまうかもしれません。
競輪選手がこれからも安定した年収を得て、競輪ファンを楽しませてくれるためには車券の売上向上が一番の近道です。
チャーリー
競輪選手はどんな生活をしてる?
皆さん、競輪選手がどういった生活をしているか知らないのではないでしょうか。 どんなスケジュールでどういった休日を過ごしているのか。 選手たちはこんな生活を送っています!
競輪選手の生活リズム
基本的には自己管理でスケジュールを組みます。 大会の日程から、いつどういった練習をして、いつ休むかを決めます。
大会は月に2~3回、レースの運営を担当する「JKA」からレースへの出場を斡旋する通知が直接届きます。通知に対して参加する意思表明をすれば出場が決まり、身体検査を受けた後は大会前日にレース会場近くの選手宿舎に入ることになります。
その際、八百長やレース情報の外部への漏えいを防ぐために、選手が持っている携帯電話などの通信機器はすべて預けなければいけません。大会中は家族や親族はもちろん、友人、レースに参加しない競輪選手などとも一切の連絡をとることができません。
練習の日は午前中はグループで練習、午後は自分の課題に沿った練習をする選手が多いです。また監督やコーチは存在せず、代わりにそれぞれの選手に師匠がいます。その師匠に色々教えていただくそうです。
チャーリー
競輪選手の実際の生活をチェック
選手たちがどんな生活をしているかSNSでプライベートを覗いてみましょう。
松浦悠士(まつうらゆうじ)
脇本雄太(わきもとゆうた)
郡司浩平(ぐんじこうへい)
荒川ひかり(あらかわひかり)
太田りゆ(おおたりゆ)
まとめ
競輪選手の平均年収は男子で1200万円で女子が600万円あり、頑張り次第では1億円以上の年収も稼ぐことができる、とても魅力ある職業です。
実際にレースに出走するのはひと月の中で10日間くらいになります。 レース以外の日はトレーニング、体のケア、プライベートと充実した日々を過ごすことができるのも魅力の一つです。
しかし、賞金金額の減少など、競輪選手の年収の減少は選手たちにとって深刻です。
なので私たちが競輪業界を盛り上げ、今よりもっと選手も私たちも稼げて楽しめる競輪にしていきましょう。