チャーリー
「競輪をやってみたいけど、ルールがよくわからない…!」
「賭け方も難しい…!」
「初心者に分かりやすく競輪のルールを教えて欲しい!」
初めて競輪をやろうと思っているあなたは、このように思っているのでは?確かに競輪はルールが複雑で、初心者にとっては少しハードルが高いですよね。
でも安心してください。この記事では、競輪のルールを初心者の方に向けてとにかく分かりやすく解説していきます。
レースの流れから禁止されているルール、ラインについて、実際の賭け方なんかも解説するので、この記事を読めば安心して競輪を楽しめること間違いなしです。ぜひ参考にしてください。
競輪の基本的なルールって?
初めに知っておいていただきたいことがあるんです。
よく勘違いされているのですが、競輪は個人戦と思われがちです。
ですがなんと、チーム戦という一面もあるんです!!
知ってましたか?
え?どういうこと?競輪は個人戦じゃないの?
と思う方もいるかと思いますが、後でしっかり説明しますね。
まず競輪は5名から9名の選手で開催されます。
走行距離は会場によって違いますが約2000m、その距離を約70kmという速さで駆け抜けて行くんです!!
時間にして約3分半くらいです。
時速70kmってめちゃ速いですよね
車と同等の速さですよ!!
だからこそ、チーム戦が重要になってくるんです。
仲間と連携を取ることで、あの速さで走りながら戦うことができるんです。
チーム戦ということもあり、速さよりも順位が重視される競技なんです。
レースは序盤から中盤まではチーム戦が重要となりますが、終盤の残り1週半で鳴らされる打鐘(ジャン)という鐘の合図がなります。するとレースは個人戦へと切り替わりペースが一気に上がり、各選手一人ひとりが1位を目指し激戦を繰り広げます。
この白熱した戦いが競輪の目玉となるんですよ。
競輪のレース流れ
まず試合の全体的な流れから見ていきましょう。
全体の流れがわかったら、試合のどの部分に注目すべきかがわかるようになります。
ここで見逃していけないのは「ライン」です。ラインは順位予想をする上でマストです!
ラインについては、後半でゼロから説明しますね。
合図が鳴ると先頭誘導員が先に行き、選手達は一斉にスタートします。先頭誘導員は風よけになるから、選手の25メートル先からスタートするよ。
チャーリー
今まではチーム戦だったのが、ここから個人戦です。
ラインは解放され各選手が1位を目指し、ゴールまで時速70kmの激戦が繰り広げられるよ!
ルールの前にトラックの名称を覚えよう
競輪の試合のライブ中継などでも出てくることもあるので、ここでトラックの線の名称を覚えておこう。
わかっていると中継動画が理解でき楽しくなるよ!
1:バックストレッチライン
ホームストレッチラインの正反対側にあり、上がりタイム(ゴールまで残り半周のタイム)はここから計測されるよ。
2:イエロー・ライン
バンクの中央よりもやや外側にひかれている黄色ラインのことです。
先頭を走る選手がこのラインの外側を一定時間走ると、失格になる場合があるんだって。
3:外帯線
内圏線の外側70cmに引かれた線です。
この線の内側を走っている選手を内側から抜いてはいけません。
4:内圏線
競走路の一番内側の線で、衝突や接触の危険を避ける場合を除き、選手はこの線の外側を走らなければいけません。
ただし、線上を走ることは違反にならないらしいよ。
5:退避路
内圏線の内側の平坦な茶色い部分です。
退避時にはここを走行します。
6:ホームストレッチライン
発走線または決勝線とも呼ばれ、スタートとゴールの位置を示してくれるラインです。
今はここより25m下がったところからスタートすることが多くなっています。
7:30mライン
ゴール手前30mに引かれた線です。
最終周回中にこの線を越えた後に事故などがおきても、自転車を押したり担いだりしてゴールしても完走となるんだって。
8:25mライン
ホームストレッチラインから25mの場所に引かれている線です。
スタートしてこの線の手前で、落車やスタートのふぞろいなどでスタートが適当でないと認められると、やり直しになるよ。
競輪で禁止されている4つのルール
どんな競技にもルールがありますよね。
ここでは代表的な4つを紹介しておきます。
1.斜行
斜めに走って他の選手の進路を妨害すること
2.押圧
他の選手をコースの内側に押し込むこと
3.押し上げ
他の選手をコースの外側に押し上げること
4.内側追い抜き
外帯線の内側を前走する選手を内側から追い抜くこと
ラインの重要性は知らなきゃ損
初めに競輪は個人戦でもありチーム戦でもあるといいました。そのチーム戦で軸となるのが「ライン」と言われるものです。
ラインなくして競輪は成り立たないといっても過言ではないでしょう。順位を予想するう上でも注目せざる負えない部分だよ。
では、ラインについて解説していきしょう。
ラインを組む理由
選手達はラインという隊列を組み、より優勝に近づくための作戦として連携を取ります。なぜなら、競輪は時速70㎞という速さで走るため、選手には相当の空気抵抗がかかるんです。
なので先頭の選手は後方の選手のための風除けになり、後方の選手は他のラインをけん制しつつ自分達がより有利になるポジション取りをします。
風の抵抗を最も受ける先頭の選手は、体力のある若手の選手が引き受けることが多く、ベテラン選手は追い込みを行う場合が多いですね。
それぞれの選手に役目があるんですね。
最近はレースの前日にどのようなラインで挑むかを宣言することが慣例となっているんですよ。
ラインで戦うのは最後の1週の4コーナーまでとなっていて、ラストの直線ではラインは解放されます。それから各選手が個人で1位を奪うため、白熱した激戦が繰り広げられます。
なので、いかにラストの直線までをどうラインで有利に進めるかがレースの重要ポイントとなり、選手にとっても予想する側にとってもラインが重要になるのです。
チャーリー
ラインの組み方
ラインの組み方はレースによって違いますが、同じ競輪場の仲間や同じ地区でラインを組むことが多いです。
普段から一緒に練習している選手とラインを組むことで、お互いの強みやクセがわかっているためり連携の取りやすいラインを組むことができるんです。
そのため、ラインを組むときは下に記したような近い関係性のところで組むのが基本となるんです。
関係性が近いほど、絆が強いということですね。
地区は下記の8つに分かれています。
- 北日本ライン:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島
- 関東ライン 茨城、栃木、群馬、埼玉、東京、新潟、山梨、長野
- 南関東ライン 千葉、神奈川、静岡
- 中部ライン 富山、石川、岐阜、愛知、三重
- 近畿ライン 福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
- 中国ライン 鳥取、島根、岡山、広島、山口
- 四国ライン 徳島、香川、愛媛、高知
- 九州ライン 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
ラインのパターン
チームの組み方にも様々な種類があります。
その種類によって戦略も変わってくるため、一度押さえておきましょう。
3分戦
3つのラインに分かれることです。
3人ずつ、あるいは「4人・3人・2人」のような構成になります。
4分戦
4つのラインに分かれることです。
「3人・2人・2人・2人」などのように短いラインが多くなるので、「細切れ戦」とも呼ばれています。
2分戦
2分戦は、2つのラインに分かれての戦いです。
「5人・4人」のようにラインが長くなります。
先行1車
先行(捲り)選手が1人しかいない時に、先行1車という展開があります。
競輪の賭け方と確率
競輪で儲けるための方法はその人によって異なり、幾千通りもあります。
しかし、それらはこれから紹介するモノの組み合わせです。今日はその基本となる賭け方を見ていきましょう。
3連単(車番3連勝単式)
車番で1・2・3着を着順どおりに予想し、的中させる車券です。
確率は1/504で0.2%です。
3連複(車番3連勝複式)
車番で着順にかかわらず1~3着を予想し、的中させる車券です。
確率は1/84で1.2%です。
2車単(車番2連勝単式)
車番で1・2着を着順どおりに予想し、的中させる車券です。
確率は1/72で1.4%です。
2車複(車番2連勝複式)
車番で着順にかかわらず1~2着を予想し、的中させる車券です。
確率は1/36で2.8%です。
2枠単(枠番2連勝単式)
枠番で1・2着を着順どおりに予想し、的中させる車券です。
確率は1/33で3.0%です。
2枠複(枠番2連勝複式)
枠番で着順にかかわらず1~2着を予想し、的中させる車券です。
確率は1/18で5.6%です。
ワイド(拡大2連勝複式)
車番で1~3着内の2車を予想し、的中させる車券です。
確率は3/36で8.3%です。
予想がしやすいので、競輪初心者にはまずこの賭式をおすすめします。
チャーリー
レースの種類
競輪のレースは6つの階級に分かれているんです。
GP(グランプリ)が優勝賞金1億にもなる最高峰のレースであり、選手はこのレースを志し日々レースしています。
競輪の階級や代表的なレースは下の通りです。
GP
KEIRINグランプリ
年中開催されている大会の中で最も有名で最も規模が大きいのがGPです。
毎年12月31日に開催され、その年に活躍した上位9名の選手によって一発勝負で優勝者を決めます。
賞金ランキング1位の選手が年末最後のGPを除くと、稼ぐ額が1億円前後なのに対しGPの優勝賞金はなんと1億円です!なのでGPで優勝を勝ち取った選手がその年の賞金ランキング1位も勝ち取ることができるのです。
G1
日本選手権、高松宮記念杯、オールスター、寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント、競輪祭、全日本選抜
S級のトップ選手が出場できるレースです。
その分、スピードや技術は別格であり、優勝者にはGPの出場権が与えられます。
G2
共同通信社杯、サマーナイトフェスティバル、ヤンググランプリ、ウィナーズカップ
G1に次ぐ格付けのレースです。
出走基準はレースごとに異なり、上位入賞者にはG1への優先出場権が与えられます。
G3
各競輪場ごとに年に1回
各競輪場の開設などを記念して、原則年に1回開催されるレースです。
出場選手はS級選手のみでのレースとなります。
F1
S級選手とA級1班・2班の二つのグループに分けて優勝者を決定するレースです。
S級選手とA級選手が対決することはなく、S級を目指すA級選手の試合とビックレースを目指すS級選手の試合のどちらも楽しめる試合です。
F2
S級を目指すA級選手のみで行われ、一般とチャレンジのクラス分けがあります。
1年を通じて最も開催が多い一般的なローカルレースです。
レースのスケジュール
年間を通した代表的な大会を紹介しますね。
- 1月 競輪祭(G1)
- 2月 競東西王座戦(G2)
- 3月 日本選手権(G1)
- 4月 ふるさとダービー(G2)
- 5月 高松宮記念杯(G1)
- 6月 ふるさとダービー(G2)
- 7月 寛仁親王杯世界選手権記念トーナメント(G1)
- 8月 ふるさとダービー(G2)
- 9月 オールスター競輪(G1)
- 10月 共同通信社杯(G2)
- 11月 全日本選抜競輪(G1)
- 12月 KEIRINグランプリ(GP)
最後にまとめ
競輪がどんな競技なのか理解できたでしょうか。
- 競輪は個人戦でもありチーム戦(ラインが重要!)でもあること
- 運要素が少ないこと
- 最後の一週半が激戦になること
- 様々な賭け方があること
- 階級があること
まずはこの辺りをわかっていれば、初めての方でも競輪を楽しめます。
お金を失うのは嫌だと思うかもしれませんが、小額から試してみてください。
やっていく内に、競輪のことは詳しくなっていきます。
面白さがわかってきます。
競輪は心理戦などもありとても奥の深い競技です。
それぞれの白熱したレースをぜひ一緒に楽しみましょう!!
チャーリー